ジャカルタ: 世界の医療団、緊急医療活動開始
カテゴリ : NGOプレス
投稿者: HELFTER 掲載日: 2007-2-21
インドネシアを襲った記録的な洪水の被害に対処するため、世界の医療団はジャカルタ市内のスラム街を中心にモバイル クリニック(移動診療所)による医療活動を開始しました。


今月初めから降り続いた豪雨は、既に44名の死者を出し35万人の人々から住む家を奪いました。被災者は数百万人に及び、現在その殆どが深刻な衛生問題(呼吸器疾患、下痢、皮膚病等)に直面しています。

世界の医療団は2005年5月からジャカルタ北部のスラム街に住む人々に対して初期医療サービスを実施してきました。

世界の医療団の医師及び看護師各1名から成る2班のモバイルクリニックチームが、これまでのジャカルタでの経験をもとに、直ちに緊急時の基礎医療サービスに着手しました。同時に日用必需品(衛生用品、サロング(腰布又はサリーに似た衣類)ござ等)や5歳以下の児童のための栄養サプリメントを配布しました。
又、現地NGO オーリア(Aulia)と協力してモバイルクリニックを更に2つ追加し、世界の医療団がこれまでカバーし切れなかった地域にも援助の手を広げました。

このほか、救命医療用品を現地に緊急輸送し、疫病監視態勢を敷いて危機的状況に臨んでいます。