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【〆切6/6】フランス語を学んでアフリカの子どもを支援! ベナン人に教わる『アフリカ流フランス語教室』(第5期)の受講生募集
意外と知られていない事実。それは、フランス語話者の半分以上(55%)がアフリカ在住者であることです。国際協力のシーンで使える「アフリカのフランス語」を、西アフリカの国ベナンの若者講師から学んでみませんか?
途上国に特化したNPOメディア「ganas」(運営:NPO法人開発メディア)は6月13日の週から、アフリカのフランス語を学べて、しかもベナンの恵まれない子どもたちの教育も支援できる「ベナン人に教わる『アフリカ流フランス語教室』」(第5期)をZoomで開講します。
■中学へ行けるのはたったの54%
ganasがなぜ、フランス語教室を運営するのか。まずは、ベナンとはどんな国か、講師はどんな人たちか、を聞いてください。
1960年までフランスの植民地だったベナンの公用語はフランス語です。ユニセフによると、若者(15?24歳)の識字率は男性が64%、女性が41%。世界平均(男性92%、女性88%)を大きく下回ります。
その理由は、就学率の低さです。日本の外務省の統計によれば、ベナンの小学校の就学率(2014年)は126%(通常よりも早かったり、遅かったりする入学者や留年者を含む)と高くなっていますが、最終学年の6年生になるとその率は58%に下がります。つまりドロップアウトする割合が半分近く。中学・高校の就学率はたったの54%(2014年)です。
就学率が急激に下がっていく理由のひとつは、学校の授業で使うフランス語をベナンの子どもたちが理解できないからです。
フランス語はベナンの公用語。けれどもベナン人がふだんの暮らしでしゃべるのは現地語(フォン語やヨルバ語など)。ベナンの子どもにとってフランス語は小学校に入って初めて学ぶ言葉です。ちんぷんかんぷんな言葉ですべての教科を理解しろ、と言うほうがおかしくないですか?
そんな不条理な状況にあっても落ちこぼれないよう、ベナンの子どもたちにフランス語(英語も)を教えている人がいます。ベナン南部のガンビエ出身のウィルフリッド(ウィル)・デグボさんとコベ(農村)出身のクラリス・ソホヌーさんです。2人は、6月13日に始まる第5期の「ベナン人に教わる『アフリカ流フランス語教室』」で講師を務めます。
ウィルさんは2013年に、フランス語のリーディング、ライティング、スピーキングを小学生に無料で教えるNGO「Nanxewe(ナンセウィ)」を立ち上げました。活動する場所は、ベナンの最大都市コトヌーの中でもとても貧しい地区KpanKpan(クパンクパン)です。
ナンセウィはまた、貧しい子どもたちに、スクールバッグやノート、ペンなど学校で必要な道具を渡したり、学校でかかる費用を助けたりしてきました。これまでに支援してきた子どもの数は150人以上。多くは中学へ進学できたそうです。
クラリスさんもまた、恵まれない子どもに教育を受けてもらうためのNGO「Children EDUC」を運営しています。これまでに支援してきた子どもは210人以上。クリスマスにおもちゃをプレゼントしたり、学校に本を寄贈したりしてきました。
5月下旬に終わる『アフリカ流フランス語教室』第4期の受講料からはすでに52万2000円をベナンへ送金しました。この半分が講師の家族の生活費に、残りの半分は講師2人が運営するNGOの教育活動に使います。
ナンセウィは、3年前から行政に依頼してもかなわなかった小学校の黒板28枚を塗り直しました。この結果、後ろの席に座る子どもたちも黒板の文字が見えるようになりました。
ウィルさん活動小学校 黒板
Children EDUCは80冊の本と4冊の辞書を寄贈した移動図書館を地元の小学校に設置。本の読み方を教える教師を週に1回派遣するほか、小学校でフランス語、算数、理科を教える教師3人の人件費を支払います。
辞書 絵本
■アフリカのフランス語を学べる!
実は、講師のひとりであるウィルさん自身も貧しい家庭で生まれ、育ちました。
ウィルさんはガンビエの出身。アフリカ最大の水上都市であるガンビエは “アフリカのベネチア”と形容される半面、貧困地区としても知られます(お金があれば陸に上がりますよね? 便利なので)。
「学校教育は、裕福な子どもに許された贅沢」。ウィルさんはこう言います。
15人きょうだいの末っ子として生まれたウィルさん。漁師だった父は貧しさを理由に、子どもたちを学校に通わせるのを諦めていました。ですが母は違いました。苦労してお金を稼ぎ、きょうだいの中でウィルさんだけ学校に通わせてもらったのです。
母が倒れたときは、勉強をやめようと思ったことも。でもウィルさんは諦めませんでした。タクシードライバーやガードマン、小学校の先生などをやって、自分が学校で勉強を続ける費用と母の医療費を稼ぎました。
学校に通えたことで、ウィルさんの未来は開けました。
「たとえ経済的に恵まれなくても、教育をきちんと受け、だれもが人生の目標を達成できるように助けたい。これが私のパッション」(ウィルさん)
もうひとりの講師であるクラリスさんもまた、貧しい環境で育ちました。
クラリスさんの一家は農家でしたが、クラリスさんが4歳のときに父は病気になり、仕事ができなくなりました。6歳になると、家事を助けるためにおばが一緒に暮らすように。ただおばにも4人の子どもがいて、クラリスさん一家の家計はますます厳しくなりました。何日も何も食べられない日々。果物が生る時期はココナツやマンゴーを採って食べましたが、果物が実らない時期は砂を食べて飢えを凌いでいたそうです。
学校に通う費用はすべて、自ら作ったケーキやサンドウィッチを売って自分で稼ぎました。大学も卒業しました。
「子どもたちには、自分のような貧しい経験をしてほしくない」。そんな強い思いから、クラリスさんは教育NGO「Children EDUC」を立ち上げたのです。
『アフリカ流フランス語教室』の受講料のおよそ半分は、ウィルさんとクラリスさんがそれぞれ運営するNGOの活動資金と2人の家族の生活費となります。
つまり、受講者の皆さまにとってはウィルさんとクラリスさんからフランス語を学べて、ベナンの2人にとってはフランス語を教えることで「ベナンの恵まれない子どもへの教育支援活動」の資金を手にできる――。こんなウィンウィンのコンセプトでganasが運営するのが「ベナン人に教わる『アフリカ流フランス語教室』」なのです。
しかもです。学べるのは「アフリカのフランス語」。これがミソです。
ご存知ですか? 国際フランコフォニー機構(OIF)によると、2014年時点で、世界のフランス語話者人口およそ2億7400万人のうち1億5000万人、比率にして55%がアフリカにいることを。その比率は2050年には85%にのぼると予測されています。
【「ベナン人に教わる『アフリカ流フランス語教室』」の5つのメリット】
? 国際協力(JICA、国連、NGO、JICA海外協力隊など)やビジネスで使えるアフリカ流フランス語を学べる!
国連の予測によると、アフリカの人口は2050年に約24億人となり、世界人口の4分の1を占めます。世界の中心はやがてアフリカになるといっても過言ではありません。国際協力だけでなく、ビジネスでも日本とのかかわりは広がっていくはず。アフリカで、いやグローバルで仕事をしたかったら、アフリカのフランス語を学んでおいたほうが断然お得です。
ちなみにアフリカで話されるフランス語は、日本人に聞き取りやすいと評判。フランス語初心者にもおススメです。
? ベナンの貧しい子どもの教育を支援できる!
『アフリカ流フランス語教室』の受講料を原資に、講師を務めるウィルさんとクラリスさんは、ベナンの子どもたちが教育を受け続けられるよう活動します。
? アフリカの文化・政治・経済・教育も知れる!
『アフリカ流フランス語教室』では、アフリカのフランス語を単に学ぶだけでなく、ベナンをはじめとするアフリカについても知っていただくことを重視します。
会話のテーマは、生活、食、音楽、習慣、教育、スポーツ(NBAワシントンウィザーズの八村塁選手の父はベナン人です)などを想定しています。写真も活用できそうですね。ご関心のあるテーマをいくつでも教えてください。
アフリカを旅したことある方は“旅行者目線”を卒業し、より深く知るきっかけに。JICA海外協力隊員としてフランス語圏での活動を夢見る方、または派遣予定の方は現地での表現や文化を知れるチャンスです。
? 英語でフランス語を学べる!
講師のウィルさんとクラリスさんは英語も堪能です。中学生でもわかるように説明してくれます。英語でフランス語を学んでみませんか? ついでに英語も実践的に使えますよね!
? グループレッスンなのでアフリカやフランス語に興味のある仲間とつながれる!
『アフリカ流フランス語教室』では、マンツーマンではなく、最大5人の少人数制のグループレッスンとします。
グループレッスンのメリットは、アフリカやフランス語など、同じ関心をもつ人と仲良くなれること。クラスメイトと刺激しあい、フランス語力を伸ばしていけます。
コロナ禍が落ち着いたら、首都圏でオフ会も開く予定です。そのときにベナン話に花を咲かせるのも楽しいですよね。
*今期はトライアルで個人レッスンもあわせてご用意しました。
【「ベナン人に教わる『アフリカ流フランス語教室』」の進め方】
『アフリカ流フランス語教室』ではZoomを使い、テキストと通話を駆使しながら会話や文法を学びます。受講者のレベルにあわせて、日常会話から、旅行や生活で使えるフレーズ、ビジネスシーンで役立つ言い回しなどを学んでいただきます。レッスンを楽しんでいただくため、ベナンの写真や動画もたくさん活用する予定です。
? Zoomのアプリをダウンロードする。スマホでも、パソコンでもOK。 https://zoom.us/jp-jp/meetings.html ? 主催者から送られてきたZoomのURLをクリック ? レッスンを楽しむ ? 1時間半経ったら終了 (*個人は60分間、キッズは50分間)
*講師とのやり取りにWhatsApp(途上国で広く使われるLINEのようなアプリ)を使います。 *Zoom やWhatsAppの使い方がよくわからない場合はご連絡ください。ご説明いたします。
【受講期間とコース】
2022年6月13日(月)?9月10日(土)(8月13日と8月15日はお休み)
レッスンは週1回(全12回)です。下のコースから選んでいただけます。時間はいずれも日本時間。
タイムテーブル8
? 月曜日レッスン(導入、初級1、個人) 6/13、6/20、6/27、7/4、7/11、7/18、7/25、8/1、8/8、8/22、8/29、9/5
? 火曜日レッスン(導入、中級1、中級2、個人) 6/14、6/21、6/28、7/5、7/12、7/19、7/26、8/2、8/9、8/16、8/23、8/30
? 水曜日レッスン(導入、初級1、初級2、中級1、中級2) 6/15、6/22、6/29、7/6、7/13、7/20、7/27、8/3、8/10、8/17、8/24、8/31
? 木曜日レッスン(初級2、中級1、中級2、個人) 6/16、6/23、6/30、7/7、7/14、7/21、7/28、8/4、8/11、8/18、8/25、9/1
? 金曜レッスン(導入、初級1、上級、個人) 6/17、6/24、7/1、7/8、7/15、7/22、7/29、8/5、8/12、8/19、8/26、9/2
? 土曜日レッスン(導入、初級1、中級1、中級2、上級、キッズ) 6/18、6/25、7/2、7/9、7/16、7/23、7/30、8/6、8/20、8/27、9/3、9/10
【コース概要】
・導入:フランス語を勉強するのが初めての方
・初級1:初歩的なフランス語のみを理解できる方、フランス語を勉強してからブランクのある方
・初級2:初級1よりも上のレベル、または初級1を受講済みの方(仏検4級、DELF A1レベル程度)
・中級1:大学の第2外国語で選択するなどしてフランス語を勉強した経験があり、日常会話で使う簡単な表現や基本的なフレーズを理解できる方(仏検3級、DELF A2レベル程度)
・中級2:中級1よりも上のレベル、または中級1を受講済みの方(仏検準2級、DELF B1レベル程度)
・上級:フランス語を使って業務をしたことのある方、フランス語を聞き、話し、読み、書くことができる方。フランス語力を維持したい方(仏検2級?準1級、DELF B2?C1レベル程度)
・キッズ(50分間):お子さま向けのクラス(小学6年生以下)。
・個人(60分間):1人で自分のレベルや希望する内容で集中的に学びたい方。
*ご自身のレベルと合わなかった場合はコース変更が可能です(講師の変更は開始後2週間まで)。 *オプション補講:オプションとしてフォローアップまたは、パワーアップするための補講をご用意しました。 ・講師がウィルさんのコースを受講する方のみのオプション。WhatsAppで追加教材を使って学び、質問と解説をやり取りします。補講1回のやり取りは3?4回ほど、計30分間を目安とします。料金は5回分で4400円。第5期の受講期間内にいつでも追加できます。 *レッスンは録画しますので、欠席する場合や復習にも便利です。
【費用】
■グループレッスン(導入初級1、初級2、中級1、中級2、上級:90分間/キッズ:50分間) ・ganasサポーターズクラブのパートナー/サポーター(20人まで優先枠を確保します):9900円 ・一般:1万3750円
■個人レッスン(限定4人:60分間) ・ganasサポーターズクラブのパートナー/サポーター(2人まで優先枠を確保します):2万1450円 ・一般:2万7500円
*ganasサポーターズクラブの特別料金&優先枠は、同時入会でも適用されます(さまざまな活動をボランタリー/ボランタリーに近いベースで運営するganasを応援していただけますと嬉しいです)。ganasのパートナー/サポーターさまには最大20人まで「優先枠」を提供します(ただし枠を確保するのは5月25日まで)。 *受講料は全12回分です。 *受講料のおよそ半分がベナン支援に回ります。 ・お申込みの枠が「ganasサポーターズクラブのパートナー/サポーター」の場合:受講料9900円のうち6000円をベナンに送金します(ただし送金手数料は除く)。残りは経費・運営費となります。 ・お申込みの枠が「一般」の場合:受講料1万3750円のうち6000円をベナンに送金します(ただし送金手数料は除く)。残りは経費・運営費となります。 ・ベナンへの送金額(受講者1人当たり6000円程度/個人レッスンは1万2000円程度)の半分が講師の報酬に、残りの半分が講師の運営するNGOの活動費用になります。 *受講生の都合により入金後にキャンセルされても返金できかねます。ご了承ください。 *講師の都合(停電など)で対応できないときがあります。ご了承ください。その際は翌週に振り替えとなり、そのぶん受講期間が延びます。
【定員】
■グループレッスン 115人(23クラス) 各クラス2?5人
■個人レッスン 4人(4クラス)
【申込み締め切り】
2022年6月6日(月) *先着順。各クラスの定員に達し次第、締め切ります
【申込み方法】
? 下のリンクをクリックして手続きしてください。 https://forms.gle/1mNv9R4nUcceDDck7 (メールアドレスが間違えていると主催者からのメールが届きませんのでご注意ください)
? 送信を完了されましたらその旨をメール(french.ganas@gmail.com )へお知らせください。
*メールでこちらから振込先をご案内いたします。 *お申し込みはご入金をもって完了いたします *受講者の都合により入金後にキャンセルされても返金できかねます。ご了承ください。
【受講者の皆さまの声】
・文法だけでなく、言語や料理などのベナンの文化までフランス語で教えてくれるのでとても良い。 ・少人数クラスで一人ひとりが話す時間がしっかりあるので、話すことへの抵抗も前よりなくなった。 ・今後も受講して、フランス語をレベルアップさせたい。丁寧に教えていただき、ありがとうございました。 ・クラリス先生はフレンドリーで熱心。聞き取れない時はチャットへ書き込んでくれる。 ・今日を特別な一日にするのはちっとも難しいことじゃないと笑うウィル先生に元気をもらっている。 ・受講料がベナンの子どもの教育支援にもなるのが勉強の励みになる。 ・初めてだったので、アルファベットや挨拶、単語などいろいろ覚えられてよかった(キッズコース)
【こんな方におススメ】
・西アフリカの多くの国で公用語であるフランス語を気軽に学びたい! ・JICA海外協力隊に行きたい! ・協力隊員として派遣される前にフランス語力を少しでもアップしておきたい! ・協力隊の任期が終わって帰ってきたけれど、これからもフランス語圏アフリカをウォッチ&フランス語を学び続けたい! ・アフリカをこれから旅したい/旅から帰ってきた! ・アフリカの庶民の暮らしぶりを知りたい! ・フランス語をネイティブにチェックしてもらいたい! ・アフリカ人の友だちをつくりたい! ・学びと社会貢献が両立することをしたい!
【講師】
ウィルフリッド・デグボ(Wilfrid Degbo)
ベナン・コトヌー在住。貧しい村(ガンビエ)で生まれ育つが、働きながら国立アボメカラビ大学を卒業(英語学を専攻)。現在は、携帯電話やパソコンなどの電気製品のオンラインショップを経営しながら、コトヌーの貧困地区に住む子どもたちを対象に、放課後学習の手助けをする。これ以外にも、ベナンの貧困家庭出身の高校生にフランス語や英語を教えてきた。外国人(中国人、韓国人、インド人、ガーナ人、ナイジェリア人、アメリカ人、イギリス人、ノルウェー人など)にもフランス語を教えた経験がある。
クラリス・ソホヌー(Clarisse Sohouenou)
ベナン・アボメカラビ在住。農村で生まれ育つが、働きながら国立アボメカラビ大学を卒業(経営・経済学を専攻)。そのほか、英文学や起業についての素養もある。貧しかった自分と同じような境遇の子どもをなくしたいとの思いから、2018年にNGO「ChildrenEduc-Benin」を立ち上げ、恵まれない子どもたちにノートやペンなどの文房具を支援するだけでなく、保護者に食料も届ける。趣味は料理(アフリカ料理や創作料理)と読書。
【主催】
特定非営利活動法人開発メディア(途上国・国際協力に特化したNPOメディア「ganas」の運営団体)、ganasサポーターズクラブ
・ウェブサイト:https://www.ganas.or.jp/ ・フェイスブックページ:https://www.facebook.com/ganas.or.jp/ ・ツイッター:https://twitter.com/devmedia_ganas ・インスタグラム:https://www.instagram.com/devmedia_ganas ・メールアドレス:french.ganas@gmail.com ・ganasサポーターズクラブ:https://www.ganas.or.jp/gsc/
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12時00分〜13時00分
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FASID奨学金プログラム:7/1(金)開催】奨学生による研究報告会 報告者:永井 陽右 氏(NPO法人 アクセプト・インターナショナル 代表理事)
テーマ 「第3世代DDRにおける「社会復帰支援」の検討」 ―アル・シャバーブ投降兵への取り組みを事例として―
【日 時】2022年7月1日(金)12:00?13:00
【開催形式】対面集合 (オンライン配信なし)
【 参加費 】無 料 (要事前申込)
【会 場】国際開発機構(FASID)セミナー・ルーム (東京都港区麻布台2-4-5 メソニック39MTビル6階)
【開催方法】対面形式 (オンライン配信なし)
案内状・報告者略歴 https://www.fasid.or.jp/scholarship/4_index_detail.php
要 旨: 武力紛争への対応策の一つの選択肢として武装解除、動員解除、社会復帰(Disarmament, Demobilization, Reintegration: DDR)が生み出され、現在に至るまで発展してきた。元来DDRは、紛争後の平和構築における重要な取り組みとされ、基本的に紛争を終結する和平合意をベースに実行されてきた。しかし近年では、和平合意が存在しない紛争地において、DDRの実施条件全てが欠如している環境で、暴力的過激主義組織の投降兵に対する社会復帰の支援という内容でのDDRが試行錯誤されてきている。本論文は、研究蓄積が薄く、且つ従来のDDRとは極めて大きく 異なる「社会復帰支援」の取り組みに注目し、そうした新しいDDRを先導する取り組みと言われたソマリアの事例を分析、考察することで、実態と課題を明らかにするとともに、最前線のジレンマと「社会復帰支援」がDDRプロセスの中でどのように機能しうるのか を提示する。
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