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国際開発協力と日本国内の地域開発、地域振興をつなぐ共通する視点のひとつに、社会福祉があります。本研修では、この分野で研究と実践を結び付けながら、地域の課題解決に携わっている山口麻衣氏を講師に迎え、社会調査の基本と実践的な調査手法(質的調査手法に重点)を集中的に学びます。
■対象:国内・海外で活躍する地域社会を把握し、地域にあった実践活動を行なうために、社会調査の基本や基礎を学びたい人。例えば、社会開発、地域振興、教育、福祉などの各分野で活躍している人や、将来、社会調査を実施したいと考えている人。また、調査法の基礎固めをしたい・復習したい人。
■講師:山口麻衣氏/ルーテル学院大学総合人間学部准教授 人間福祉心理学科地域福祉開発コース副主任
■内容詳細:以下をご覧下さい。 http://www.fasid.or.jp/training/25_index_detail.shtml
□10/2(金)9:00-17:00 <社会調査の基礎> 社会調査の概要(目的・意義・課題、歴史、法律、調査の種類など)、社会調査における倫理・個人情報保護、調査デザインとリサーチクエスチョン、社会調査の多様な方法(量的調査法の概要、質的調査法の概要、ミックス法の概要など)
□10/3(土)9:00-16:30 <実践的調査の多様なアプローチ> 地域実践における調査手法の活用(アクションリサーチ・参加型調査、ニーズ調査、プログラム評価等における調査の活用など)、調査デザインと調査の活用法を事例から学ぶ(演習)
□10/4(日)9:00-16:30 <地域実践における質的調査手法の活用> 質的調査の手法(インタビュー、フィールドワーク・観察法、ドキュメントの分析など)、実践的調査における質的分析手法を学ぶ(演習)
【講師プロフィール】 山口麻衣氏/ルーテル学院大学総合人間学部准教授地域福祉開発コース副主任 南カリフォルニア大学老年学スクール修了。老年学修士(MSG)。上智大学文学研究科社会学専攻博士後期課程修了。博士(社会福祉学)。社会福祉士。専門社会調査士。一般社団法人日本ケアラー連盟理事をつとめ、介護者支援の実践にかかわりながら、ライフコースの視点から高齢者ケアや地域ケアに関する研究をしている。三鷹市社会福祉協議会理事。市や社協の地域福祉計画策定の委員としても携わってきた。近著(共著)には、地域の実践者と試行錯誤した事例とともに、“課題解決型”調査法を分かりやすく解説した『地域の〈実践〉を変える社会福祉調査入門』(春秋社、2013年)などがある。 |