タイトル |
映画『遺言?原発さえなければ』取材報告 3・11からの3年間のスライドトーク |
開始日時 |
2014年 2月 28日 (金曜日) 18時45分 (GMT+09:00) |
終了日時 |
2014年 2月 28日 (金曜日) 21時00分 (GMT+09:00) |
詳細 |
2011年3月11日の東本大震災の翌日から福島に取材に入って3年間になる。原発事故発生当初は10日程前までチェルノブイリ原発事故後25年の現地取材から帰ってきたばかりだったこともあり、最低でも四半世紀の記録を自分に課して。
しかし、事故は日本で起こったのであり、私は一取材者の立場にとどまれるものではないことも気づいていたつもりだ。福島原発の電気を使用する消費者であり、また原発を押し付けた側の東京都民であり、また、劣化ウラン弾問題などを取材してきた経緯から、放射能の危険性について多少なりとも公に発表もしてたのだから。
それでも、過酷事故と、その放射能汚染と、大震災、大津波などの複合した福島で起こっている事態の大きさと、解決までの時間の長さを思うと、自分にできることのあまりに小さく少ないことも自覚せざるを得なかった。だから、自分が記録したものは全体のほんの一部でしかないことにも、当初から気づいていた。そのことの自覚のなかで、自分にしかできないものをと考えて、これまでの書籍での出版という表現に加えて映画という形にした。映像に写っているものは事実の積み重ねだが、そこに家族や地域の人々、あるいは友人との愛情や友情が、まぎれもなくあったからである。原発事故が奪ったものは、土地だけではないことを、映画から知っていただけるし、同時にその奪われた地域社会を、取り戻そうとする人間の愛情や友情のたくましさや美しさも感じてもらえるだろうと思ったからだ。
その意図が成功しているか、否かは映画『遺言?原発さえなければ』をご覧になって頂くしかない。このスライドトークでは、との取材過程で思ったこと、気づいたことをお話できればと考えている。
【注意】 本イベントは、映画の上映はありません。 映画は本イベントの翌週3月8日(土)より、ポレポレ東中野にて劇場公開されます。映画の本編は劇場にてご鑑賞ください。
講 師: 豊田直巳さん(フォトジャーナリスト) 日 時: 2014年2月28日(金) 18:45?21:00(18:15開場) 会 場: 大竹財団会議室(東京都中央区京橋1-1-5セントラルビル11階) 参加費: 一般=500円、学生・大竹財団会員=無料 主 催: 一般財団法人大竹財団
<お問い合わせ> 一般財団法人大竹財団 Tel 03-3272-3900 http://ohdake-foundation.org |
カテゴリー |
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投稿者 |
takatoshi |
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公開 |
繰り返し |
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最終更新日 |
2014年 2月 19日 (水曜日) |
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