タイトル |
日本をおとし貶めた「中東和平」?我々は何をし、どう扱われているのか? |
開始日時 |
2012年 7月 29日 (日曜日) 15時00分 (GMT+09:00) |
終了日時 |
2012年 7月 29日 (日曜日) 17時00分 (GMT+09:00) |
詳細 |
講師 小田切 拓 氏 (フリージャーナリスト)
7月29日(日)15:00ー17:00 (開場14:30)
パレスチナ現地取材を度々されている小田切拓氏に最新の取材の話と「パレスチ ナ問題」の本質を鋭い切り口でお話していただきます。皆様のご参加をお待ちし ています。
〈講演要旨〉
現行体制の枠中で行われる「和平」は、状況を悪化させるだけなのは明白だ。関 係文書と、第二次インテファーダ以後の10年余りの年月を客観的に検証すれば、 それがパレスチナを独立から遠ざけただけでなく、中東和平に対する発言力にお いて影響力では西側社会の最下層にあると言わざるをえない日本の立場がいっそ う厳しいものになったという答えに至る。概ね全ての関係者(研究者、報道陣、 NGO職員など)がそれを理解している。が、何故かそうは言わない。「和平」を 否定しにくいからだ。「和平」から距離をおけば、仕事、キャリア形成における 多大なメリット、世界的に最も注目される政治舞台の上に登ったつもりになれる 機会も失うからだ。
そこで「和平」の解釈を変更し、外向けには、「和平」を平和実現のプロセスと いうことにした。平和の実現を阻害する活動に従事しても、「平和実現」のため に尽力しているのだと語るようにした。現在のパレスチナ問題を語りえる専門家 が、国内には皆無に近い状態になったということも、こうした関係者のおごりと 無関係ではないだろう。
パレスチナだけでなく、日本国民をも馬鹿にした虚言を隠れ蓑にして、我々は何 をしたのか。「国際社会」で、どんな役割を担わされたのか。こうしたテーマを 中心に、最新の取材報告を交えながら、「対テロ戦争」の最先端事例としてのパ レスチナと、日本の関与を総括したい。(小田切記)
会 場:大東文化会館 K302 地図:http://goo.gl/maps/l8vW 東武東上線 「東武練馬」駅北口下車 徒歩約3分 〒175-0083東京都板橋区徳丸2-4-21 3F 03-5399-7399 (地域連携センター)
参加費: 800円 (予約の必要はありません。) 主 催: アル・ジスル 共 催: アラビア語研究会
<講演者紹介>
小田切 拓(おだぎり ひろむ)
パレスチナ/イスラエル問題を専門とするジャーナリスト。 ガザ地区、隔離壁などを中心に、パレスチナ問題を経済援助と軍事占領の関係性 から取材、検証している。 News23(TBS)、BS23(NHK)などで映像特集が放送されている。 また、『世界』『AERA』などに論文・ルポを発表。
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カテゴリー |
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投稿者 |
ajr |
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公開 |
繰り返し |
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最終更新日 |
2012年 7月 18日 (水曜日) |
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