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毎年12月18日は国連の定める「国際移住者デー」です。 2011年の同国際デーを記念して12月17日(土)、明治学院大学白金キャンパスにおいて、「包括的移民政策の構築へ向けたロードマップ?国連特別報告者の日本への勧告を受けて?」を開催します。
2010年3月に行われた「移住者の人権に関する特別報告者」(United Nations Special Rapporteur on the Human Rights of Migrants)による公式訪日調査の報告書が、国連人権理事会の第17会期(2011年5‐6月)で公表されました。14分野にわたる課題、21項目に及ぶ勧告を含むその報告書の中で、ホルヘ・ブスタマンテ特別報告者は、移住の流れは、すでに日本における永続的な現実(permanent reality)になっているとし、包括的な移民政策と、その実施のために関係省庁を調整・指揮し、国連諸機関の勧告を実現し得る政府機関の設置が一刻も早く必要だと勧告しています。
日本社会は、この国連特別報告者からの勧告をどう受けとめ、応えていくべきか?。国際移住者デーにあたって、移住者コミュニティに属する専門家、NGO、国連及び国際機関等が集まって、考えてみたいと思います。皆さまのご参加をお待ちしています。 日時: 2011年12月17日(土) 13:00?17:30
場所: 明治学院大学白金キャンパス(東京都港区白金台1丁目2-37)2302教室(2号館2階)
主催: 移住労働者と連帯する全国ネットワーク(移住連)、明治学院大学国際平和研究所(PRIME)、反差別国際運動(IMADR)、
協力: 国連広報センター(UNIC)、国際移住機関(IOM)
資料代: 一般1,000円 学生500円
問い合わせ・申し込み: 移住連事務局 (EL: 03-5802-6033 FAX:03-5802-6034 Email: fmwj@jca.apc.org) まで、お名前とご所属と共にお申し込みください。12月7日(水)締切りです。
* 会場に関するお問合せは、明治学院大学国際平和研究所(Tel 03-5421-5652)まで。
*通訳と英語資料について:英語かポルトガル語の通訳をご希望の方は、12月7日(水)までにお申し出ください。また、当日資料の英語版をご希望の方も、事前にお申し出下さい。
プログラム(予定)
開会の挨拶: 国際移住者デーにあたって 妹尾靖子(UNIC)
シンポジウム趣旨説明: 岡本雅享(移住連)
第?部:日本における各移住者コミュニティの歴史・現状・未来 コーディネーター:齋藤百合子(PRIME) (1)在日コリアン・コミュニティの歴史・現状・未来 宣元錫(中央大学) (2)在日中国人コミュニティの歴史・現状・未来 王穎琳(東京大学) (3)在日ブラジル人コミュニティの歴史・現状・未来 アンジェロ・イシ(武蔵大学) (4)在日フィリピン人コミュニティの歴史・現状・未来 カルロス、マリア・レイナルース・D.(龍谷大学)
第?部:包括的移民政策へ向けた課題とシナリオ―国連特別報告者の勧告を受けて コーディネーター:岡本雅享(移住連) (1)国連の特別報告者制度とブスタマンテ勧告 原由利子(IMADR) (2)移住連政策提言の具体化へ向けて―管理から権利へ 渡辺英俊(移住連) (3)諸外国の移民政策管轄機構 橋本直子(IOM駐日事務所) (4)移住をめぐる政策調整の現状と包括的移住政策機関設立の可能性 井口泰(関西学院大学)
第?部:報告者8人と会場参加者による全体ディスカッション コーディネーター:岡本雅享(移住連) 課題提起「移民政策と人権政策――2012年実施の改定入管法から考える」:移住連
閉会の挨拶:鳥井一平(移住連) |