詳細 |
―いま、世界で、6秒に1人が、人身売買されているという現実。
これは、日本でも起こっている現在進行形の問題です。監禁され、だまされ、売春を強いられる人だけでなく、不当な雇用形態の中で働かされている人など、被害者は、女性や子どもばかりではありません。外国人ばかりでもありません。被害に遭う人々は多様化し、見えにくいだけで、あなたの身近にもいるかもしれません。
―人身売買問題を伝えることは、世界を変えていくことにつながっている。
本講座では、この現実に取り組み、学校や公共施設等、地域社会で、人身売買問題の現状を知らせ、人身売買問題を、これまで、今、そして、これから伝えていこうという気持ちのあるすべての方を対象としています。人身売買を放置しない社会を創りだすために、人身売買問題をどう知らせていくか、その具体的な方法を考えます。
そして、わたしたち「てのひら」のワークショップの担い手になってみたいという方にもおススメです。昨年、この養成講座を受講された方が、現在担い手として、学校等で年間500人の人々にワークショップを提供し、活躍しています。
【第1回 2月21日(日)11時?16時 テーマ:人身売買という問題への理解と視点】
■前半「世界に広がる人身売買の実態」 11:00?13:00
講 師:百瀬 圭吾 プロフィール:てのひら?人身売買に立ち向かう会 代表理事。人身売買問題を多くの人々に知らせるための様々な企画を立ち上げ、実践する。現在は、10代後半の子どものためのシェルターの職員も兼任し、日本の子どもたちの人身売買被害者支援にも取り組む。立教大学大学院博士前期課程在籍。
内 容:延べ1,000人以上に提供してきた、絵本を使った人身売買問題を知らせるワークショップを通して、人身売買問題を放置しない社会を創る意味を考え、この連続講座の理念を確認します。
■後半「人身売買の被害者支援と課題」14:00?16:00
講 師:齋藤 百合子 さん プロフィール:かつてタイに滞在し、現在もタイと日本を往来し、タイと日本の間における人身売買被害者の調査活動や被害回復支援に携わる。現職:恵泉女学園大学教員/人身売買禁止ネットワーク運営委員。映画「闇の子供たち」のアドバイザーも務めた。
内 容:映画「闇の子供たち」へのアドバイスも行った齋藤さんから、特にタイと日本の間における人身売買の実態と被害者への支援の現状、また、包括的な支援に向けた課題を学びます。
3.14(Sun) 第2回 知らせ方と知らせる雰囲気づくりの事例 チョコレートと児童労働(講師:NPO法人ACE) アートセラピーによる和やかな場づくり(講師:DreamCraft)
3.28(Sun) 第3回 人身売買問題を知らせるための実践法 正しく、チャーミングに伝え、世界を変える(講師:マエキタミヤコさん) 人のこころを温め、引きつける啓発方法づくり(講師:森田明彦さん)
専用チラシ&第3回以降の詳しい内容は→ http://www.geocities.jp/tenohira_trafficking/
◆会 場:アートフォーラムあざみ野 会議室2 横浜市営地下鉄・東急田園都市線 あざみ野駅下車 徒歩5分) 地 図:http://www.artforum-azamino.jp/map/index.html
◆対象者:人身売買問題を知らせる活動に関心のある方であれば、どなたでも歓迎。
◆参加費:全回参加 5,000円 (会員 4,000円) 各回参加 1回1,000円 (会員 800円)
◆申込先:てのひら?人身売買に立ち向かう会 E-mail:tenohira_ycatip@hotmail.co.jp TEL:050-1445-6947(月・水・金) ※お名前、所属、連絡先、参加希望者を記入してお送り下さい。
|