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----------------------------------------- 仏教とフェミニズム ワークショップ 講師;ウイポンさん(タイ) -----------------------------------------
日時:2008年11月13日(木)13時?17時 場所:東京新宿「常圓寺(じょうえんじ)」祖師堂の地下1階 東京都新宿区西新宿7-12-5 青梅街道沿い 地図:http://www.joenji.jp/annai.html 使用言語:英語でのワークショップになります。通訳者が1名入り逐次通訳します。 参加申込み:メールか電話でお申込み下さい。 メール:jummanet@gmail.com 電話:03-3831-1072 参加費:500円 関連URL:http://daily.jummanet.org/?eid=873088
男性であるからこうあるべきだ。女性であるからこうあるべきだ。ジェンダーという社会的性差にとらわれることで、息苦しさを感じている人もいることでしょう。このワークショップでは、その息苦しさを生む原因を見極め、そこから解放される方法を参加者によって考えていきます。 講師は、タイで仏教の理念に基づきジェンダーワークショップを 開催しているウイポン・クワンゲアウさんです。とてもナチュラルで親しみやすいウイポンさんは、ご自身が受けた家庭内暴力の傷を克服していったご経験をお持ちです。 どうしたら、怒りを伴わずに活動を続けていくことができるのか。責任のなすりあいをすることなく、自分自身の内面の成長を促しながら、苦しんでいる他者へも手をさしのべていくにはどうしたらいいのだろか。これらの疑問を、仏教とフェミニズムを学び実践してきたウィポンさんと一緒にワークショップを通して考えて行きましょう。 思想や価値観、そしてそれを支える社会の構造の両面からジェンダーについて考えます。性別に拘わらず、どうぞふるってご参加ください。
■講師:ウイポン・クワンゲアウ 1997年より、女性の権利、ジェンダー、リーダーシップなどについて執筆、講演、ワークショップなどを展開している。 2002年に、「平和と正義のための国際女性パートナーシップ(IWP - International Women's Partnership for Peace and Justice)の設立に参加。IWPは社会改革のためのフェミニズムと仏教、トラウマを抱えた女性へのカウンセリング、非暴力的行動による平和構築、仏教と癒し、社会活動かのための瞑想、トレーナー研修などをテーマに国際的な活動を行っている。
■仏教の理念に基づくワークショップとは?: お釈迦様が説かれた教えの中に「四諦の教え」というのがあります。 これは、私たちが苦しみから解放されるための道筋を、論理的に説かれたものです。 まず1)苦諦:苦しみを見極めます。 女性であれば、どんな苦しみを感じているか、それを話し合いながら書き出します。 2)集諦:苦しみの原因を見極めます。 どうして苦しみが生まれたのか、その根本原因を考えます。 仏教的にいえば、「煩悩」の一言になりますが、このワークショップではより構造的にみていきます。 特に、人の心の内面性(価値観・イデオロギー・宗教観)などの精神面による原因と、社会の構造にある原因と両面を考えます。 ウイポンさんは、家父長制とそれをサポートする仏教の間違った考え方という風に分析することが多くあります。 が、それはその社会の価値観などによって変わってくるので、基本的に参加者が答えを出します。 3)滅諦:苦しみから解き放たれた状態を想像します。 4)道諦:滅諦を実現させるための方法(道)を考えます。 仏教的にいえば八正道の実践となるのですが、これも場合場合によってみなさんで考えていただきます。
■コメント 従来の社会運動では、社会の構造的問題に目が向きがちで、それを生み出す人の心には目があまりいってなかったのではないでしょうか。 一方で、宗教者などは、「あなたが変わればいい」というような個人の問題に落とし込め、社会の構造に目がいっていなかったという反省点があります。 このワークショップは、その両面をみていこうというのが特徴の一つであり、女性に関する問題でも、女性が幸せになるにはどうしたら相手を変えていくことができるのかというのを、体験的に考えていくのも興味深い点だと思います。
共催:アーユス仏教国際協力ネットワーク/ジュマ・ネット
問合せ: ジュマ・ネット 〒110-0015東京都台東区東上野1-20-6 丸幸ビル5F Tel/Fax:03-3831-1072 Email:jummanet@gmail.com URL:http://jumma.sytes.net/
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