タイトル 来日講演会「アチェ:紛争から災害へ?女性と子どもの生存のための闘い」
開始日時 2005年 12月 12日 (月曜日)   19時00分 (GMT+09:00)
終了日時 2005年 12月 12日 (月曜日)   20時50分 (GMT+09:00)
詳細 ★アチェ:紛争から災害へ?女性と子どもの生存のための闘い★

ハイラニ・アリフィンさんは、アチェにおける女性の人権問題、とくに紛争下
における女性と子どもの問題に取り組み、避難民女性支援などの活動をおこな
ってきました。また、国連人権委員会(ジュネーブ)にアチェ及びその他のイ
ンドネシアの紛争地の女性と子どもの実情を訴えに行くなど、国際的な人権活
動の場へも積極的に参加してきました。スハルト政権崩壊後紛争が激化したア
チェでPBI(ピース・ブリゲード・インターナショナル)の保護対象となった
こともあります。津波災害後では避難民キャンプでの緊急支援、被災地女性グ
ループの生計向上といった活動を行なっています。

ハイラニ・アリフィンさんを囲んでアチェの女性や子どもたちが紛争、災害
を生き延びるための闘いについて話を聞きます。是非ご参加ください。

■日時:2005年12月12日月曜日午後7時?8時50分
■場所:東京ウィメンズプラザ 視聴覚室A(表参道駅徒歩5分)
■参加費:500円(会員・学生)、700円(一般)
■スピーカー:ハイラニ・アリフィンさん
(シアークアラ大学法学部講師、NGO「人道のための女性ボランティア」代表)
■通訳:松野明久さん(JANNI代表、大阪外国語大学教員)
■共催:アジア女性資料センター、JANNI(日本インドネシアNGOネットワーク)
    アムネスティ・インターナショナル日本、反差別国際運動日本委員会
    (IMADR-JC)、wamアクティブ・ミュージアム女たちの戦争と平和資料
    館、インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)(順不同)

■お問合せは:〒150-0031渋谷区桜丘町14-10-211
        TEL:03-3780-5245 FAX:03-3463-9752
        ajwrc@ajwrc.org http://www.ajwrc.org/

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◇アチェの背景◇

スマトラ島の北端にあるアチェ(正式にはナングロ・アチェ・ダルサラーム
州)は人口約400万人。15世紀に成立したイスラム王国以来の独自の伝統、
1945年独立後の中央政府との理念の違いから、1950年代にはスカルノ大統領の
中央政府に対する独立運動が発生(ダウド・ブレエの反乱)。反乱はアチェを
特別州とすることで収束したが、1970年代、今度は天然資源(LNG)開発が始
まると、ハサン・ディ・ティロ率いるアチェ独立運動(GAM)が武力闘争を開
始。この時、中央には国軍の強権的な治安政策を国家統一の基礎とするスハル
ト政権が誕生しており、アチェの独立運動は徹底的な弾圧を受けた。1998年、
スハルト体制の崩壊とともにアチェ人の独立要求が公然化したが、中央政府は
独立を拒否。2003年、メガワティ政権下で再び封鎖・弾圧政策に逆戻り。
2004年、ユドヨノ政権成立とともに水面下での和平交渉がスタートし、2005年
8月、特別自治を柱とする政府とGAMの和平協定が調印された。その後、GAMは
武装解除・帰還を進め、一方政府はアチェの特別自治に向け法的整備を進めて
いる。
2004年12月のスマトラ沖大地震・インド洋津波によってアチェ州では約17万人
が死亡したと推定される。紛争地であったため情報の伝達が遅れ、国軍の治安
管理政策によって迅速な救援活動が阻害された。50万人の避難民が発生してい
るが、今なおテント暮らしで、飲料水をNGOの配給に頼り、国連などが行なう
cash for work(雇用対策事業)ぐらいしか仕事がない住民も多い。国際社会
は多額の援助を約束したが、政府の復興事業がスローペースなため、住民の不
満が高まっている。
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投稿者 imadr
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最終更新日 2005年 12月 2日 (金曜日)
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