?NGO活動における危機管理ワークショップ開催のご案内?
日本のNGO、援助団体が緊急人道支援に活動領域を拡大するにつれ、危機管理・安全管理(セキュリティー)の体制構築が急務の課題となっています。紛争後の混乱状態にある地域での活動や緊急人道支援における危険地域での活動においては危機に遭遇する確率が高く、効果的な活動の実施のためには活動従事者の安全確保とセキュリティーの概念を取り込んだ活動方針が必要です。
本ワークショップでは危機管理の分野で牽引的な役割を担っている実務トレーナーをUNHCR eCentreから招聘し、NGOの危機管理における専門能力強化、人材育成を図ることで、効果的な支援活動の実施に寄与することを目的として、下記の通り、「危機管理ワークショップ」を開催します。
1. 日時:平成17年11月17日(木)?18日(金)の2日間
2. 会場・宿泊施設:JICA国際協力総合研修所(東京都新宿区市谷本村町10?5)
最寄駅:JR中央線・総武線、東京メトロ有楽町線・南北線、都営新宿市ヶ谷駅より徒歩10分
3. 主催:外務省
協力:UNHCR eCentre
事務局:特定非営利活動法人 日本紛争予防センター
4. 使用言語:英語
5. 参加費・宿泊費:無料(但し、本セミナー参加に伴う交通費は各参加者の負担となります)
6. 募集人数:約30名
7. 応募資格:
(1) 原則として紛争地における活動または緊急人道支援活動に従事している、あるいは関心を有するNGOのスタッフ(有給専従職員であることが望ましい)であること
(2) 討議のための十分な英語力を有すること
8. 応募方法
指定応募書類(英文履歴書及び英文志望理由)に所要事項をご記入の上、11月2日(水)(必着)までに、下記問合せ先に郵送、ファックスもしくはEメールにてお申込み下さい。(同一団体より複数名応募の場合には、優先順位を付し、取りまとめて応募のこと)。応募書類はホームページ( http://www.jccp.gr.jp )からダウンロードすることもできます。選考の上、結果をEメールにて11月7(月)までに通知します。
9. ワークショップ予定
11月17日(木)
9:00?9:30 オープニング
9:30?19:15 講義とワークショップ
-The Humanitarian Security Environment Today (現存する脅威、リスク表の概念導入、国連のセキュリティーシステムの紹介)
-The Security Triangle Concept: Acceptance, Deterrence, Protection (リスクを軽減するための多角的戦略、その組織像、保護の手段、抑止の手段)
-Responses in Remote Areas (移動計画と準備、応急処置)
-Office Security (オフィスセキュリティー戦略、避難訓練、日常における個人の安全対策)
-Awareness (火器に関する知識、爆弾と仕掛け地雷、地雷の認識と回避、個人の取りえる戦略)
11月18日(金) 9:00?17:30 講義とワークショップ
-Working with the Military (軍隊およびその組織文化の調査、軍隊文化の理解、軍隊階級の知識、軍隊と人道機関の協働)
-Reporting and Information Management (セキュリティーに関する報告の基準、演習、報告する情報へのアクセス及び評価)
-Stress Management (ストレスの原因、燃え尽き症候群の認識、自己及び他人のストレスへの対処方法)
-Open Forum (各セッション総括と復習)
17:30?18:30 レセプション
講師名: John Campbell, Leigh Hollingsworth, UNHCR eCentre
10.問合せ先:
特定非営利活動法人 日本紛争予防センター(担当:横山)
(※「危機管理ワークショップ応募書類在中」と明記のこと)
Tel: 03-5772-0078 Fax:03-3401-2298 Email: workshop@jccp.gr.jp