5月20日現在
ミャンマーでのサイクロン被害に対し、UNHCRは、被災者約25万人分(5万世帯)のシェルター提供を担当し、一日も早く衛生環境を整え、被害を最小限に食い止めるために救援活動にあたっています。
UNHCRは、紛争や迫害といった人的災害に対応する国連機関ですが、90年代初めからミャンマー国内に拠点を置き、同国北西部からバングラデシュに流出したイスラム系住民や、同国東部からタイ側に避難しているカレン族等の難民問題への解決に努力しています。今回の自然災害への救援活動は例外的なものですが、2008年5月4日に、ミャンマー政府からUNHCRヤンゴン事務所に支援の要請が寄せられて以来、ミャンマーにある国連諸機関による合同緊急対応チームの一員として、ただちに救援活動を行っています。
5月16日時点で、ビニールシートを14,400世帯、毛布を9,840世帯、蚊帳を9,800世帯、調理器具セットを9,150世帯に配布しました。特に、ビニールシートは、雨や強い日差しから身を守り、病気の蔓延を防ぐ対策として、衛生面でとても大切な役割を果たしています。1世帯に2枚配布するために、今後さらに3万枚のビニールシートが必要です。ドバイからミャンマーまでの援助物資の空輸は、現在第7便まで計画されています。生理用品10万個と石鹸30万個は、現地調達して配布されることになっています。
さらにUNHCRは、キャンプ地の設営についてのトレーニングを、ミャンマーの社会福祉省で仮設住居建設を担当する職員に対して行う予定です。
また、UNHCRのチームは、被災地域に活動拠点を設けるために、エヤワディ管区のLabuttaとBogaleに向かって出発しました。ヤンゴン地区では連日、状況を把握するために、UNHCRスタッフが現場の視察に出向いています。人道支援の観点から、皆様の迅速なご支援をお願いいたします。
UNHCR援助物資の配布状況・計画
■5月11日 空輸【第1便】 配布完了
ビニールシート4500枚
毛布4680枚
調理器具セット1552セット
蚊帳7500張
■5月12日 陸路 配布完了
ビニールシート4600枚
テント200張
■5月14日 空輸【第2便】 配布中
ビニールシート1300枚
毛布12000枚
調理器具セット2400セット
蚊帳2000張
■5月15日 空輸【第3便】 配布中
ビニールシート4000枚
毛布3000枚
調理器具セット5200セット
蚊帳10000張
■5月17日 空輸【第4便】 確認中
ビニールシート1525枚
毛布9300枚
調理器具セット3000セット
蚊帳14000張
■5月18日 空輸【第5便】 確認中
ビニールシート2000枚
毛布15000枚
調理器具セット4000セット
蚊帳10000張
■5月19日 空輸【第6便】 確認中
ビニールシート2775枚
毛布7500枚
調理器具セット4900セット
蚊帳5000張
■5月20日 空輸【第7便】 確認中
ビニールシート10000枚
下記サイトより、現地の様子がご覧いただけます。
http://www.japanforunhcr.org/act/a_asia_thai_n_04_p.html
日本UNHCR協会では、「ミャンマー サイクロン被害」への緊急募金を受け付けています。下記サイトから、「アジア地域:ミャンマー サイクロン被害」をご指定ください。
http://www.japanforunhcr.org/donate/index.html
郵便局 : 口座番号 00140-6-569575 加入者名 UNHCR協会
※通信欄に「ミャンマー サイクロン被害」とご明記下さい。
※振込み手数料は「加入者負担」です
銀行 :
(1)三菱東京UFJ銀行 青山支店 普通口座 5251034
(2)三井住友銀行 渋谷駅前支店 普通口座 3478195
口座名:((1)・(2)とも) UNHCRキョウカイ
問合せ先:
特定非営利活動法人 日本UNHCR協会
UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)国内委員会
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