■日時:8月24日(木曜日)18:30?20:30
■場所:ハロー貸会議室新宿曙橋3F
〒160-0001 東京都新宿区片町1-13-1 第3田中ビル 3階
都営新宿線 曙橋駅 A4出口徒歩3分
JR中央・総武線 市ケ谷駅 徒歩10分
■講師紹介: 師岡カリーマ・エルサムニー
1970年、東京にてエジプト人の父と日本人の母の間に生まれる。カイロ大学政治経済学部卒業後、ロンドン大学で音楽学士を取得。現在、NHKラジオ日本でアラビア語アナウンサーを務めるかたわら、アラブの文学や歴史に関する執筆活動も行っている。慶應義塾大学・獨協大学講師、NHKテレビ講座「アラビア語会話」元講師。現在、東京新聞で「本音のコラム」土曜版を担当中。著書:『恋するアラブ人』『イスラームから考える』『変わるエジプト、変らないエジプト』(白水社)ほか、来月は小説家梨木香歩氏との共著『私たちの星で』(岩波書店)を刊行予定》
★アラブの文化の核心はアラビア語。そのアラビア語を磨き上げたのが、詩です。「アラブの詩」抜きに「アラブ文化」を語ることはできません。日常生活から社会・政治にかかわるあらゆることが、「詩」という形で表現されました。
「ジャーヒリーヤ」は「無明時代」と訳されますが、アラブにとっては、ムハンマドを通じて神のメッセージが伝えられる以前の時代を意味します。つまり、イスラーム暦元年(622年)よりも前になるので、日本でいえば「大化の改新」より前のこと。マハムード・ダルウィーシュ(1941?2008年)は、世界的に知られたパレスチナの詩人です。
いうならば、「ジャーヒリーヤからダルウィーシュまで」とは、アラブ文化のすべて、アラブの歴史全体を包み込む時代ということになります。この大海から、私たちがくみ取ることのできるものは何か。アラブと日本双方の文化に精通するカリーマさんにお話しいただきます。
■資料代:¥800
■事前申し込み: 不要です。定員が限られているので、早めにおいでください。
■主催: アル・ジスル?日本とパレスチナを結ぶ(略称JSR)