インドネシア・ラマレラの捕鯨文化と社会変化
?1994年から20年間の捕鯨・漁獲記録より?
講師: 江上幹幸(元沖縄国際大学教員)、小島曠太郎 (文筆家)
日時: 2015年12月19日(土)午後2時?4時(午後1時半開場)
場所: 渋谷区 氷川区民会館 集会室
〒150-0011 東京都渋谷区東2-20-18
JR渋谷駅またはJR恵比寿駅より徒歩10分
参加費: 1000円(JANNI正会員 500円)※予約不要
インドネシア東部レンバタ島南海岸に位置するラマレラ村。手漕ぎの木造帆船「プレダン」を操り、手投げ銛でマッコウクジラやイトマキエイなどを捕獲し、山の民と農作物を物々交換する経済システムを現在も維持しています。ラマレラ捕鯨と物々交換による地域社会との共生関係を含めたものを《ラマレラ捕鯨文化》として捉えています。私たちがラマレラ村に通いはじめて20年以上がたちますが、現在も基本的には当初と同じ伝統的な捕鯨文化を保っています。しかし21世紀以降はインドネシア社会の近代化に伴い、ラマレラ社会全般や捕鯨、漁法などにさまざまな変化が生じた激動期でした。さらに2010年以降はことに大きな変化がありました。
本講座では1994年から2014年までの捕鯨記録を中心にラマレラ捕鯨文化と社会の変化について報告します。はじめに、ラマレラ村の伝統的なクジラ漁と物々交換経済を概観し、次にマッコウクジラ捕獲記録のビデオ映像をまじえながら、21世紀以降の近代化の影響による捕鯨および漁法の変遷の歴史をたどります。
連絡先:日本インドネシアNGOネットワーク(JANNI)
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